皆さん仕事もプライベートも文字を入力する機会が多いと思います。
パソコンならキーボード入力、スマホならフリック入力など、皆さん自分の慣れた方法で入力を行っていると思います。
でもそれって実際に喋るよりは遅いですよね。
最近は音声認識の技術が向上したため音声を使ってテキスト入力が可能になっています。
音声入力はスマートフォンにも標準搭載されているので、今回は実際にiPhoneを使って音声入力がどれぐらい使えるかを検証してみました。
検証のポイント
今回の検証ポイントとしては主に2点です。
- どれぐらいの速度で入力できるか
- どれぐらい正確に入力できるか
速く打てても誤字ばっかりでは意味がありません。
逆に正確だけど遅くても問題があります。
検証方法
今回は以下の2つを比べてみます。
- いつも通りPCを、キーボード入力
- iPhoneで音声入力
今回は夏目漱石の「吾輩は猫である」の冒頭部分270文字程度を書き写して、どれぐらい時間がかかるかを計測していきます。
今回は誤字を修正している時間も含んで計測しています。
なお音声入力の変換ミスの修正はフリック入力でしています。
結果
手段 | 誤字数 | 時間 |
---|---|---|
キーボード | 12 | 221秒 |
音声入力 | 7 | 160秒 |
なんと音声入力の方が誤字も少なく、入力にかかる時間も短かったです。
音声入力はキーボードに比べて精度が1.7倍、速度は1.3倍程度でした。
正直音声入力のほうは、ほぼ誤検知はなく変換ミスが7件あるだけでした。
逆にキーボード入力は純粋なタイピングミスが全てで、変換はミスがありませんでした。
まぁ変換は自分で選択肢の中から選んでいるので基本的にはミスをしないはずですね。(笑)
考察
今回の結果の考察をしてみます。
誤字率について
先述した通りキーボードで入力すると、変換は自分の意思で行います。
そのため変換でミスをする事はほぼありません。
逆に音声入力は、変換まで自動で行ってくれます。
そのため速いのですが、その一方で意図しない文字に変換されることもあります。
今回だと「書生」という文字などが「初生」になったりしました。
ここが大きな違いだと思いました。
しかし逆にキーボードは、単純なタイプミスなどをすることがあります。
逆に音声入力は、ほとんど文字は正確に聞き取ってくれるので、タイプミスのような事は起きませんでした。
その結果、変換ミスVSタイプミスの戦いになりました。
その結果変換ミスの方がタイプミスより少ないと言う結果になりました。
音声解析技術が私のキーボード入力技術を上回ったと言うことになります。
速度について
入力速度については、音声が圧倒的に早い結果となりました。
正直私のタイピング能力では、やはり打つより喋るほうが速いです。
今回の計測は変換ミスやタイプミスを直す時間も含めて計測しました。
音声入力の方が、誤字が多ければ速度に影響も出たと思いますが、簡単な変換ミスの修正のみだったので計測にほぼ影響は出ませんでした。
正直私のタイピング速度がこれ以上上がるのもなかなか時間がかかると思うので、音声入力にしてしまった方が圧倒的に時間の無駄を省けます。
実際に使えるか
実は今日のブログも、殆ど音声入力で入力しています。
正直圧倒的に楽です。
もちろん太字にしたり、文字を大きくしたりはキーボードなどを使います。
しかしプレーンなテキスト入力と言う意味では、圧倒的に音声入力が速いです。
なので結論としては「実際に使える」。
しかし音声入力も良いことばかりではありません。
当たり前ですが周囲に人がいる状況では、なかなか使うことができません。
私も自分の作業部屋でしか使えません。
逆に会社やカフェ、騒がしい所等でよく作業をする方はなかなか使うのが難しいと思います。
しかし静かな環境下では、抜群に効果を発揮するので非常に良い方法だと思います。
もう一つ難点があるとすれば、若干音声入力をしているので、書き言葉ではなく話し言葉に近くなってしまう点です。
ここは慣れが必要だと感じました。
正直現代は書き言葉も話し言葉もそれほど変わらないので、問題ないかもしれませんが。
単純にキーボード入力の速度を上げたい人はこんな方法もあります。
PCでも iPhoneの音声入力を使う方法
基本は皆さんパソコンに文字を入力することが多いと思います。
パソコンにも基本的には音声入力のソフトが入っていたりするのですが、マイクの性能などに左右されます。
iPhoneだと基本的にはかなり明瞭に聞き取ってくれるのでストレスがあまりありません。
逆に私のWindowsPCの標準マイクだと精度は悪く、あまり使えませんでした。
パソコンの入力の時も、iPhoneの音声入力が使えるアプリがあるので、今ブログはその方法で書いています。
まとめ
今回はiPhoneの音声入力が実際に使えるかを検証してみました。
正直めちゃめちゃ使えます。
特にブログなど長い文章を書く人は、圧倒的に作業効率が伸びると思います。
努力で解決できない部分はこういった技術に頼るのが吉。
これからバンバン使っていこうと思っています。