なぜ投資家は具体的手法を教えてくれないのか。自分ルールを守ることが大事というが、お前のルールを教えてくれ。なんて思うことが多々あります。
なぜ自分ルールが重要なのかを考察してみようと思います。
前提としては株式投資ですが、他のも似てるかと思います。
ルールって何?
まずはルールとはなんぞやというところから。
株は基本的には安い値段で買って、高い値段で売る。そうすることで利益があげられます。
やることとしては基本的には「買う」「売る」の二択しか無いのです。
自分ルールとは、「買う」「売る」のタイミングを決めることだと思います。
例えば、
買うタイミング「5分足15分足共に上昇トレンドで、日経平均も上昇してる」
売るタイミング「利益が+5%で利益確定、-2%で損切り」
などです。
要はなんとなくで買ってなんとなくで売るのではなく、システム化をするということです。
誰でも勝てるルールはないの?
システム化されているのなら、誰でも勝てるシステムがあるんじゃないの?と思うかもしれませんが、それは違います。
誰でも勝てるルールは以下のような点で、実現が難しいからです。
- 資産量が人それぞれ違う
- ルールはどんどん古くなる
- メンタルが人それぞれ違う
まず資産の量が違います。買える銘柄、株量などが変わると、判断材料やタイミングも変わります。
人によって基準が変わるからです。
次にルールがどんどん古くなることがあげられます。広く周知された手法やルールは、利用する人が増えてくると、それに対する策が練られます。
するとルールは通用しなくなるのです。
あくまでルールは過去の値動きに対する統計でしかありません。過去がどうであれ、今と未来の値動きが全てなのです。
なのでずっと通用する必勝ルールはありません。
最後にメンタルが人それぞれ違う点があげられます。
例えば損切りが2%と決めても、2%の額が下落することに耐えられる人と耐えられない人がいます。ある意味メンタルを関係なくするためにルールはありますが、それでも損や、伸ばせる益に人それぞれのメンタルが関わってきます。
自分で耐えれる範囲のルールじゃないと、自分で守れないのです。
正しい自分ルールの作り方
自分ルールは守ることが第一だと思います。守れなかった場合は、改定をすべきです。
守らなければ、そのシステムが有益か否かわからなくなります。
まずは過去のチャート、値動きを見て仮説を立てて、それを全力かけずに実践してみる。
その後、一定期間運用してみて、有益か否かを判断して、再度調整をかける。常に改善を行う。
これが重要です。
また先述した通り、ルールはどんどん古くなります。常に改善を意識することが安定して勝つことに繋がります。
まとめ
資産量やメンタル、また地合いが同じなんてのは存在しないので、普遍的絶対のルールは存在しないです。メンタルが不安定だと、正しい判断が下せなくなるので、自分のメンタルを正常に保つことができるルールを作り、常に改善しながら回すことが大事だと思います。
おまけ
個人的見解ですが、売るルールは簡単に作れます。
何%上がった下がったで判断できるからです。
買うルールを作るのが難しいです。チャートの形がどうなど、なかなか難しくなります。
買うタイミングを見極められるようにならないと、ただただ損切りラインに引っかかる取引を繰り返すだけです。
売りも固定%で損切りなどではなく、チャート系でトレンド転換点をみて利確や損切りをする方が良いと最近感じています。
すこしでも参考になればと思います。