皆さん仕事でエクセルを使う機会は多いと思います。
報告書や設計書、売り上げの計算やグラフ作成など。
ビジネスマンならほぼ毎日使うのではないでしょうか。
そんなエクセルの使い勝手が飛躍的に向上するアドインが存在します。
「RelaxTools Addin」です。
手が届きそうで届かなかった機能が250以上入っているアドインです。
例えば以下のような。
・Excelブック内部のGrepが可能。
・Excel表をHTML変換。(Excelをデザイナとして利用可能)
・シェイプ内の文字列またはセルの正規表現検索および置換
・2007互換のプレビュー画面表示
・同名のブックを開く(読み取り専用のみ)
・セルの重複チェック/文字数/バイト数の確認
・半角/全角/数値/英字/英数字/日付チェックおよび主なチェックデジットチェック 等
・セルの前後のトリム/文字挿入/文字削除/改行削除 等
・大文字/小文字/ひらがな/カタカナ/全角/半角変換 等
・ボタン1つで行列の入れ替え/縦方向に結合など標準で無い機能
・強調用シェイプ(長方形・楕円・矢印・ふきだし)
・画像大小、矢印をまっすぐにするなどの調整機能。
・ブック名をクリップボードに張付、現在のブックの場所をエクスプローラで開く
・2003互換の色パレット
・選択範囲を上下左右に移動
・シートの管理(シート名のソート、選択、表示/非表示、削除)
・ブックをシートごとに分割、複数ブックを1つにマージ
・保存時に、カーソルをA1に自動設定する
・ブックの簡易世代管理
・かんたんに表を作成する機能(特にテーブル機能が使いづらいという方に)
・EXCEL表を文字列罫線に変換する機能
・職印機能
・ファイルの一覧を作成する機能
・ファイルツリーを作成する機能
・セルの文字からフォルダを作成する機能
・SQLを整形する機能
・セルを外部エディタで編集する機能
・イメージをファイルに出力する機能。
・Wordのように段落番号(1.1.1等)を振る機能。
・段落記号をもとに目次を作成する機能。
・箇条書き記号を振る機能。
・RelaxToolsのほとんどの機能をショートカットキーに割り振る機能。
・F1キーを無効にする機能。
・Wordのように段落番号(1.1.1等)を振る機能。
・段落番号をもとに目次を作成する機能。
・十字カーソルを表示する機能。
・エクスプローラからファイルの一覧を取得。
・ファイル一覧またはブック名からエクスプローラでコピーが可能。
・付箋作成機能。
・Excel/Word/PowerPointのページ数カウント
・VBAのステップカウント
・バージョン管理クライアント「TortoiseSVN」に対応。Commit, Revert が簡単に。
・・・などなど250を超える機能を搭載しております!!
引用元:RelaxTools Addinとは | RelaxTools Addin for Excel 2010/2013/2016
もちろんすべてを紹介することは不可なので、個人的に便利だと思った機能を画像付きで紹介していきます。
動作環境
まずは動作環境です。
対応OS | Windows Vista , 7 , 8 , 8.1 , 10 (Macは非対応) |
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対応Excel | 2010 2013 2016 |
上記は公式サイトの正式動作環境です。
私はOffice 365 のエクセルを使っているのですが、それでも動作しました!
※公式には動作環境に載っていないので、あくまで自己責任でお願いします。
インストール方法
まず以下のサイトにアクセスします。
Releases · RelaxTools/RelaxTools-Addin · GitHub
一番最新のzipファイルをダウンロードします。
エクセルファイルを開いてみましょう。
オススメ便利機能
250以上の機能が詰まっているrelax toolですので、全部紹介はできません。
その中でも便利だなあと思った機能をいくつか紹介します
シェイプの中の文字の検索
普通の標準の検索では、図形やテキストボックス内の文字は検索ができません。
しかし、relaxToolsの「セル・シェイプの正規表現検索」を実行すると検索が可能になります!
まず、上部のボタンから「セル・シェイプの正規表現検索」をクリックします。
検索ボタンをクリックします。
するとちゃんと検索できています。
現在開いているファイルの名前変更
基本的に今開いているファイルの名前を変えようと思ったら、一旦保存して、ファイルを閉じて、名前を変更して、また開いて。。。
長い!
それを一発でできてしまう地味だけどめっちゃ便利な機能です。
名前を変更して、「OK」をクリックします。
見事に変わりました。
すべてのシートのカーソル位置を「A1」に戻して保存する。
複数のシートで、編集が終わった後、カーソルを「A1」のセルに戻してから保存してくれます。
割とカーソルを変なところに持っていって保存していたりすると、後開いたときに見づらかったりします。
他の人のことも考えると「A1」に戻しておくのは割とマナーだったりします。
でも、わざわざ戻すのも面倒くさい。
そこでこの機能です。
ボタン一つで、すべて「A1」にしてから、上書き保存をしてくれます。
行/列の入れ替え
これも結構使う機能ですね。
ある程度表などを作って、「これ行と列が逆のほうが見やすいな」とか思ったりします。
また、別のファイルからデータを貼るとき、行と列を入れ替えて貼りたいときなどがあったりします。
そんな時にめっちゃ便利です。
行と列を入れ替えたいセルを選択して「行/列の入れ替え」をクリックします。
すると見事に入れ替わります。
一括でセルの末尾や先頭に文字を追加/削除
例えば、以下のようなセルがあるとします。
「編集→文字列の挿入→セルの最後に文字列挿入」をクリックします。
追加したい文字列を入れて、「OK」ボタンをクリックします。
するとちゃんとすべてのセルの最後に文字列が追加されます。
先頭に追加したり、逆に削除なども可能です。
十字カーソルを表示する
表が大きいと、いまカーソルがどのデータを示しているのかわかりにくくなってしまいます。
十字カーソルを表示するとかなり、見やすくなります。
罫線を簡単に扱う
罫線って微妙に真ん中の線を描いたり消したり、斜め線を描いたりは「セルの書式設定」などからいかないといけませんでした。
これがなかなかめんどくさい。
「横中線の消去」をクリックすると消えます。
同じような操作で斜め線も簡単に入れられます。
付箋や吹き出しを簡単に追加できる
簡単に付箋や吹き出しを挿入できます。
斜めの矢印を水平にもどせる
Excelってなぜか、一旦斜めに矢印などをひいちゃうと、水平などに戻すことが意外とめんどくさいです。
「直線に修正」ボタンをクリックし、直線に戻します。
セルの名前でフォルダを作成する
フォルダ構成を考えて、エクセルに書いたらそのままフォルダを作成できます。
作りたいフォルダをセルに記入して選択します。
「セルの値でフォルダを作成」をクリックします。
作成する場所を選択して「作成」ボタンをクリックします。
一瞬でフォルダが作成されました。
「test\bbb\ccc」のような書き方をすると、ちゃんと下の階層まで作成されます。
TimeLeap機能で履歴保存
TimeLeapボタンをオンにしておくと、保存するたびに履歴が残るようになります。
「あーひとつ前の状態に戻したい」などになった時にとても便利です。
「TimeLeapリスト」をクリックします。
すると、保存したタイミングの履歴が表示されます。
これを右クリックすると、過去のバージョンのファイルの状態を見ることができたり、現在の状態と比較ができます!
※比較にはDiffソフトの設定が必要です。
表をHTMLに変換する機能
HTMLでtableを作る人には地味に便利な機能です。
例えば以下のような表を作ります。
これを選択して、「HTML変換」をクリックします。
するとhtmlのコードが生成されます。
以下のような設定にして「プレビュー」をクリックします。
するとブラウザが立ち上がり、実際の表示が確認できます。
SVN/Gitとの連携
SVNやGitでファイルを管理しているエンジニアなどは多いと思います。
SVNにコミットなどが、簡単に行えます。
ショートカットキー/右クリックメニューに割り当て
ここまで紹介してきた機能を、ショートカットキーや右クリックのメニューに割り当てることができます。
つまり、この便利機能たちを、一発で呼び出すことが可能となるのです!
ここが本当に素晴らしいと思います。
まとめ
いつも使っているエクセルですが、地味に不便なとこはいっぱいありました。
この4「Relax Tools」では、地味だけど便利が大量に詰まっており、作業効率が爆上がりします。
働き方改革が言われている昨今、これを使って生産性の向上を図ってはいかがでしょうか。